私のサブカル系のコンサルをやってくれているぜんざい氏から
「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」
がamazonデイリーランキング4位という話を聞き、
ほうほう、それはどんなゲームだい?と色々ご教授いただいたので、
せっかくだからブログのネタにしてみました。
・浜松市民の方、松菱についてお考えの方へ
松菱を舞台にした人気ゲームがあるってことをご存知でしたか?
・planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ をご存知の方へ
舞台となっている松菱を中心に浜松のことをちょっとでも知っていただければ幸いです。
ただ「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」 はやったことがございません。
松菱についてもくわしくありません。
そんな中で何を語れるのか、出来る限りの情報は集めました。
間違った点や、認識の甘い部分もございますが、ご指摘いただければ幸いです。
・松菱閉店から、現在に至るまで
私の知識より詳しい情報を掲載したサイトはいくらでもあるので、詳細はそちらに譲ります。
簡単に言うと、
・バブルのあおりを食らって、浜松市民の心のランドマーク松菱デパートが2001年11月14日に閉店
・それ以降、色々なデパートを誘致するがなかなかうまくいかなかった。
・某大手デパートが入ることが決まるも、リーマンショック以降の不景気で白紙
・浜松市と浜松の経済界の中心市街地活性化のプランは大手デパートの誘致が前提としてあったので、
これがうまくいかなかった以上、中心市街地活性化自体が足踏みすることに。
・巨大デパートの廃墟が10年近く、市の中心に放置されっぱなし←今、ここ。
色々調べると、なんだかんだで松菱はつぶれないだろうという認識が市民、企業にはあったようで、
浜松市も過去の成功体験に基づき、やっぱり松菱後にはデパートでしょ、という考えがあったようです。
その結果、放置された松菱デパートのアーケードが落下するという大事故に繋がります。
偶然にしてけが人がいなかったのですが、歩行者は結構いる通りなので、話を聞いてゾッとしました。
浜松市民にとって未だに松菱というランドマークは大きく、先日テレビが松菱の中に入ったことが話題に上りました。
しかし、松菱の話はタブーというのも一方であり、とあるシンポジウムで「松菱どーにかしませんか?」
と質問したところ、後で各所からご批判をいただきました。
10年近く、街中に巨大な廃墟が存在するのは、都市としては異常な状態です。
このような状況になったのは、どこかで誰かが何とかしてくれるという甘えですし、
やらまいか精神の負の遺産だと思います。
松菱を真剣に議論する機会がもっと必要です。
そうでもしないと、31歳の失業者がplanetarianの聖地にしちゃおう!とか言い出しかねません。
サブカルを用いたまちおこしの成功事例を見ると、
神話性、エポックメイキングがうまくいっていることが挙げられます。
これはすなわち、場の力と呼ぶべきものです。
ご当地限定グッズが目当てでもなく、キャラクターのポップが目当てなわけでもない。
舞台となる場に物語を感じる行為、これが聖地巡礼と呼ばれるものになります。
planetarianの世界は廃墟となった都市、今の松菱の姿も同じようなもの。
・・・いや、この話続けたらまた各所から怒られますね。
今は一人の失業者ですから、何もする力は残ってませんよ。
でも、成功体験を捨てて、パラダイム転換をすることでしか、浜松の発展はないと思います。
planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ 東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版にご興味のある方は、
こちらをご覧ください。
今回の記事に関しましては株式会社プロトタイプ社様の
planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ を1つのテーマとして取り上げさせていただきました。
チャリティー版の発売に感銘を受け、浜松の皆様にこのようなゲームがあること、
それを身近に感じていただける機会となればと思った次第です。
東日本大震災で被害にあわれた皆様に一日でも早く平安が訪れますこと、
以前よりもさらに良い場所として復興がされますことを遠く浜松からお祈り申し上げます。