くり☆みりゅ、という愛称で誰も呼んでくれない、
Creative Milieu ~創造的環境創出に向けた地下空間利活用事業~
こちらがついに40日目を迎えました。
くりみゅ、くりみにゅ、くりにゅ、好きな様に呼んでいただいてありがとうございます。
これまでに約150名のゲストをお招きし、のべ300人の方にご来場いただき、
のべ2000人の方にご視聴いただいきました。
それら全ての方に感謝を申し上げます。
司会進行も番組作りも、毎日の会場設営・撤収もやっているので、全ての方に丁寧な対応ができたとは思えません。
返信できていないメール、メッセ、山のようにあり、ご出演のお礼も送れていませんし、毎日作る!と豪語していたくり☆みりゅレポも更新が止まっております。
心よりお詫び申し上げます。
昨年はネビュラスブーケやプロジェクションマッピングといった、未経験の大規模プロジェクトをこなしてきました。
規模が大きいとたくさんの方の目に触れ、たくさんの評価をいただくのですが、目の届かないところというのがどうしても出てきてしまいます。
それを痛感したのが、プロジェクションマッピング事業で、多くの学生スタッフが関わってくれたにもかかわらず、全ての学生スタッフの思いや願い、プロジェクトにかけているものを汲み取ることができなかったことで、一番身近なスタッフたちを傷つける結果となってしまいました。
マネジメントはプロジェクトの完遂のための針路を取り、障害を予想し、対策を打つということにつきます。
その点で考えると、私自身はマネージャーとしてぬるい、感情がまだまだ入りすぎているという批判もできます。
でも、動くのは人ですし、動かされるのも人ならば、その人を大事にするのは当たり前だと思います。
そう考えた時、自分は何ができるのか、どこまで出来るのか、どこまで届かせられるのか、という疑問が生まれてきました。
何が得意で、何が不得意なのか、どう見られているか、何が欲しいのか、そこがどうにもわからない。
冗談で使ってましたが、1000人のお客さんを集めて、ステージで私が10円玉を消すだけのプロジェクトにしようと考えていました。
たくさんのお客さんを私一人で集められるのか?そのお客さんは10円玉を消すだけではきっと満足できないでしょう。
とりあえず、創造都市の研究者、という肩書を自分に課すことにしました。
浜松市は創造都市を目指しています。
そこに貢献するためにはどうすればいいか、どのようなビジョンを掲げるべきか、
その結果生まれたのが「くり☆みりゅ」です。
これまでやってきた、誰かと組んで行うプロジェクト、
明確な結果とその延長線まで描くプロジェクトとは真逆のアプローチをとることにしました。
関わるスタッフをギリギリまで削り、コンセプトは掲げつつ、結果に関しては半分はどうなるかわからないまま実施する。
折り返し地点を迎え、今思うのは、この事業、今までのどの事業より面白い。
どうなるかがわからないことが面白い、しかし危なっかしくて、見ていてハラハラします。
市民が主役、ということだけは外せなかったので、大体の人が誰?と思う人物を司会にしました。
その人にはゲストの面白さを引き出すことだけを要求しています。結構大変だそうです。
創造都市は全ての市民が関わって初めて実現すると信じております。
もう少しお付き合いいただければ幸いです。
しかし、いつまで続くかわかりませんけどね。